1984-03-28 第101回国会 衆議院 商工委員会 第5号
○瀧澤参考人 お答え申し上げます。 御指摘のように、確かに今後の環境は大変厳しくなると思われます。したがいまして、これは中小企業だけではなくて、規模の大小にかかわらず対応力の乏しい事業者につきましては、先ほど申し上げましたように転廃業せざるを得ないのではないかという認識が業界一致してなされておるわけでございます。ただ、そのように中小企業にとっていわば不利なことばかりかといいますと、他面ではそうでない
○瀧澤参考人 お答え申し上げます。 御指摘のように、確かに今後の環境は大変厳しくなると思われます。したがいまして、これは中小企業だけではなくて、規模の大小にかかわらず対応力の乏しい事業者につきましては、先ほど申し上げましたように転廃業せざるを得ないのではないかという認識が業界一致してなされておるわけでございます。ただ、そのように中小企業にとっていわば不利なことばかりかといいますと、他面ではそうでない
○瀧澤参考人 お答えいたします。 一般には繊維産業というのは衰退産業である、斜陽産業であると考えられていたと思いますし、私もそのように考えたこともございました。ただ、よく考えてみますと、先進国には先進国特有の潜在力といいますか強み、そういうものがあると思います。先ほども申し上げましたが、質的に高度化、多様化した広範な市場を持っている、それから工業技術と文化的創造性のポテンシャルが高い、そしてこれらを
○瀧澤参考人 名古屋大学の瀧澤でございます。私は、繊維工業審議会におきまして、今回の法律改正のベースとなりました答申の取りまとめに参加した者の一人として意見を申し述べさせていただきます。 まず、法律案のバックグラウンドとして、繊維産業の将来性をどう考えるかという基本的な認識について述べさせていただきます。 繊維産業につきましては、これまで先進工業国では斜陽産業であるとか衰退産業であるという悲観的
○瀧澤参考人 お答えいたします。 確かに、おっしゃるようにそういう中核機関を必要とすると思います。現在、繊維工業構造改善事業協会というのが、構造改善の推進のための機関としてできておるわけでありますが、できればこれをもっと拡充強化をいたしまして、そのような役割りを十分に果たせるようにすることが望ましい。このアパレルについての中核機関も、実はこれを活用したいと私どもは考えておるわけでありますが、繰り返
○瀧澤参考人 お答えいたします。 ただいまお話がございましたように、私は軽々に輸入制限というようなことを行うのは、やはり問題であると思います。 理由は、現在日本の貿易収支が大幅に黒字であり、かつ輸入が問題になっております国との間でも、先方の赤字が大きいというようなことで、これを軽々に行いますと、外国の批判も高まりますし、貿易によって立つわれわれ日本の立場を、大きく損なうことになると思います。ですから
○瀧澤参考人 名古屋大学の経済学部長瀧澤でございます。 私は、繊維工業審議会におきまして、今般の法律改正のベースとなりました答申の取りまとめに参加した者の一人として、意見を申し述べさせていただきます。 現行構造改善事業は、言うまでもなく、昭和四十二年から実施された特定繊維工業構造改善臨時措置法に基づく構造改善事業の後を受けまして、昭和四十九年から行われているものでありますが、それまでの、設備近代化